「ストレス」と聞くと、一般的には、悪いイメージがありませんか?
実は、ストレスには、良いストレスと悪いストレスがあるのです。
今回は、良いストレスとは何か、悪いストレスとは何か、その違いは何かについてお話したいと思います。
ストレスには、良いストレスもあるんだね!
そうなんですよ。
良いストレスになるかどうかは実は自分次第なの。
まずは、ストレスについて整理してお話しますね。
ストレスって何?
ストレスとは、何かについて調べてみました。
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと
厚生労働省WEBサイト「みんなのメンタルヘルス」より
ストレスとは、何らかの刺激を外部から受けたときに、こころや身体が緊張してしまう状態のことをいいます。何らかの刺激というのがストレスの原因となるわけです。
では、どのような原因があるかを調べてみました。
ストレスの原因は?
外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、
不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの
社会的要因があります。
つまり、日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になるのです。
厚生労働省WEBサイト「みんなのメンタルヘルス」より
私たちは意識するしないに関わらず、毎日外部からいろんな刺激を受けます。
今の社会はインターネットを中心とした情報があふれていますから、常にパソコンやスマホなどを介して、ニュースやSNSなどを見聞きしてしまう機会が多くなっています。
以前は知る術もなかった遠い世界で起こった悲惨な出来事なども簡単に受け取ってしまう時代です。
悲惨なニュースを見てしまうことで、実際には自分自身が被害にあっていなくても、こころや身体は緊張してしまい、「ストレス」を感じることになります。
気づかないうちにストレスを感じていることもあるんだね!
でも、ストレスって悪いものだと思っていたけれど良いストレスもあるの?
ち~こちゃん、良いところに気がついたよね!
ストレスは人間にとって全部が悪いことばかりじゃないのよ。
良いストレスって何?
一般的には、ストレスというと悪いイメージがありますが、ストレスはすべて悪いわけではありません。
人としての成長に役立つ「良いストレス」があります。
わかりづらいかなと思いますので、ある例え話で考えてみましょう。
料理が苦手で、小さなころから食べる専門だった20歳のAさん。同じサークルの素敵な男性B君に恋をしました。やっとの思いで話をする機会があって…。その男性は、料理が得意な子が好きだという情報をゲットしたAさんは、その男性に好かれたい一心で、慣れない料理を頑張り始めましたのです。今まで、母親に何を言われても全然握ったこともない包丁を自ら握り、料理教室にまで通い始めました。B君のことを想いながら料理をする時間は、最高にhappyでした。今まで苦手だった料理はAさんの得意に変わりました。
これは、私の経験をもとに作ったフィクションですが…(笑)
喜ぶ心や楽しむ心が伴っていると、ストレスと感じていたことも喜びになるという一例です。
スポーツなどがストレス発散になるというのも、肉体的には負荷(ストレス)がかかっていても、楽しんでスポーツをしたあとは、「疲れた~~、でも、楽しかった!!」とつぶやきますよね。
スポーツなど肉体的なストレスがかかるものでも、それを心から楽しんでいれば、それは心身ともに成長を促す健全で欠かすことのできなストレス、つまり良いストレスとなるということなのです。
なるほど! 楽しむこころが大切なんですね。
じゃ、悪いストレスっていうのは、どんな状況なのかしら?
悪いストレスって何?
悪いストレスというのは、例えば、こころと身体に継続的に与えられてくる緊張状態や、恐れ・不安、怒りや欲求不満など緊張感が続く状態となるようなストレスのことです。
緊張感がすぐには収まらずに、ずっと長く続いている状態はそのまま放置すると、胃に潰瘍ができたり、高血圧になったりと身体疾患を発症することもあります。肩こりや腰痛などの体調不良も実は病気になる手前の身体からのサインであり、悪いストレス状態なのです。
肩こりとか腰痛もストレスからくるんだ~
でも、何が、良いと悪いの分かれ目なのかしら?
もう少し教えて。
肩こりや腰痛も放置すると、本格的な「病気」として身体が悲鳴を上げてしまうのよ。
私も実は、その経験者なの…(笑)
※詳しくは、プロフィール”り~ぶ開設への思い”をご覧ください
良いストレスと悪いストレスの分かれ目は何?
ストレスの原因となる事柄をストレッサーといいます。
ストレッサーとストレスの関係について、少し調べてみました。
ストレスが生じると、体内ではそれを解消しようとする防御反応が働きます。対処法はそれぞれ異なりますが、同じストレッサーでも受け止める人によって「よいストレス」になるか「悪いストレス」になるかが大きく異なります。ストレッサーを制御できた場合は適応という様態をとりますが、うまく制御ができなかった場合には、不適応を起こして身体にさまざまな影響が現れます。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネットより
つまり、同じ出来事でも、その人の受け止め方によって良いストレスとなるか、悪いストレスとなるかが変わるということなのです。
先ほどの料理の例え話でも、母親に言われてやる料理はストレスでしかなかったけれど、大好きな人に作る料理は楽しくて、料理の腕前が上がるという成長を促した良いストレスとなるわけです。
同じ人でも、ストレスに対する認識(動機)が違うだけで、良いストレスになるのです。
好きな人のためなら頑張ることも喜びになるよね~♡
ストレスへの対処法として、何事も楽しむことって、とても大切なことなのです。
【ストレス対処】楽しい、嬉しいと思うことを積極的に取り入れていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!